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2010年09月06日

ナイフを持って学校へ行こう・・・・もう一つの成熟

ナイフを持って学校へ行こう・・・・

なんて過激なタイトルだびっくり!

オヤジさん何をバカなこと言ってんだ・・・・

なんて怒られそうですが・・・・・




ところで、あなたはナイフで鉛筆を削ったことがありますか?

あなたのお子さんはナイフで鉛筆を削ることができますか?

オヤジが小学校・中学校の頃はほとんどの子どもたちが

安全カミソリまたはナイフを持って自分で鉛筆を削っていました

きれい芯をとがらせる人

鉛筆の芯をうんと長くするひと

短く丸っこい芯にするひと

実にさまざまで鉛筆一本にそれぞれの個性が現れていました。。。

今学校ではどうなんでしょうか?

以前小学校を訪れたときは教室に鉛筆削りが備え付けられてあって

・・・・・しかも自動で鉛筆を差し込むだけで削ってくれました

思わず「アギジャビヨ~」

誰が削っても同じ形です。。。。。。。。。。。。。









道具を使おう


子どもたちはいろんなことを学びいろんな体験を通して成熟していきます。

物づくりも子どもたちが成熟していくうえでの大切な体験だと思っています。

物づくりの世界では「腕前を磨く」ということばがあります

これは、技術の巧みさについて言っているのではなく・・・・

「腕前」の「前」により深い意味をおいた言葉で・・・・・

腕の前にある人間的な成熟をさしている言葉です

道具は身体の延長として物と交流します

道具を使う人の思いを素材へ伝えます

そして、道具は素材の思いを人へ伝えます

道具は物と交流できるまっとうな感受性を培ってくれます。

まっとうな感受性とは・・・・・

痛みであったり・温もりであったり・美しさであったり・個性的であったり・・・・・

言葉やマニュアルでは創り出すことのできない

より人間的な世界があることを体験します。。。。

現代のように物があふれている時代

自分好みの既製品をチョイスすろことが個性的だと勘違いしがちです

個性的というのは

より性能の良い鉛筆削り機をチョイスすることではなく

いろんな形の鉛筆があることです。。。


子どもたちの周りには

生活を楽しんだり便利にしてくれる機械は増えたけど・・・・・

自分の身体を使って物をつくりだす・・・・

そんな道具は減ってきているようです。。。。

道具を失うことで、

出来合いの均質で味気ない風景を創り出してしまうかもしれません

味気ないことを味気ないと思わない

そんな感性を持ってしまうかもしれません

人は道具を使いこなすことで

進化してきました。。。。

道具が使えないってことは・・・・・・



私たちは、これからの子どもたちが・・・

創造的で成熟した風景や社会を創っていくためにも

学校での「図工の時間」の大切さをもう一度認識してもいいのではと思っている。。。。。。

そして、思っているだけではなにも変わらないので・・・・・

沖縄キリスト教学院大学で

こんな形で実践してみることにした









>>> 沖縄キリスト教学院 <<<

2010年度 後期 公開講座



自然素材で作ろう
大工さんが教える図工の時間
(古我知 毅:工房地球のかけら)

10/21~ 毎週木・金曜日
19:00-20:30 10回

幼稚園・保育園を含む学校の先生方及び子どもの育成にかかわる大人の方
(20名)



詳細はこちらをご覧ください↓
http://www.ocjc.ac.jp/kouza/koukai/10/10_kouki.htm






近い将来・・・・

子どもたちがカバンにのこぎり入れて登校し

ふでばこを開けると・・・・

ノミや小刀が出てくる

そんな日がやってくるかも(笑)





アメリカで行われている工作の学校という活動を紹介している

サイトがあったので、興味がある方はご覧ください

よりオヤジの思いが伝わると思います。

工作の学校1

工作の学校2

ちなみに、携帯では見れないかもです



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Posted by 地球のかけら at 18:09│Comments(6)
この記事へのコメント
おぉ~、これはまた楽しそうな講義ぢゃないですかー!

ボクお手伝いしたいなぁ~
刃物の研ぎには自信ありますー
かんな刃でヒゲ剃れるくらいに研げますー

保母さんとお友達になれるかもしれないし(^^;
Posted by batoh[EZC] at 2010年09月06日 19:04
ですよねぇ。
昭和のころって、
いまに比べ、普通に、刃物をもって、
あれこれ作っていた時代。
それこそ図工の時間なんて、カッターで、
鉛筆を削って、絵の下書きとか、
当たり前に、してましたよ~~!
芯の細さ、太さが、自分で調節できるから、
カッターで削るっての、当たり前だった!

我が家の子供ら、そういえば、
カッターで、鉛筆を削るって、
やったことないかも(^^;
Posted by す〜み〜☆ at 2010年09月06日 22:24
batohさん

残念ながら刃物を砥いで髭剃りはやりませんが、お手伝いしていただけるのであればとてもありがたいです。。。。

よろしくお願いします。。。
Posted by 未来のオヤジ未来のオヤジ at 2010年09月07日 11:34
す~み~さん


昭和の頃って言い方をすると、なんか・・・なつかしい昔の話に聞こえてきますね(笑)

でも、昔のノスタルジーではなく、未来へのノスタルジーのためにも、・・・・
子どもたちがPCやゲームを使うように、道具も使いこなせるそんな日が来るとといいですね。。
Posted by 未来のオヤジ未来のオヤジ at 2010年09月07日 11:40
うるとらまんにはきつい話です。どうも道具をつかうことが苦手なもので!感受性を磨くのに役立つとのお話、すこしずつ、道具をつかっていこうと思います。
Posted by カフェくくる うるとらまんカフェくくる うるとらまん at 2010年09月08日 15:37
くくるさん

たしかに苦手な方もいらっしゃいますね、
スミマセン
まぁでも、ものすごくうまくなる必要はないけれど、素材や道具と触れ合う心の交流ができるそんな図工の時間が増えるといいなぁーなんて思っております。。
Posted by 未来のオヤジ未来のオヤジ at 2010年09月08日 18:52
 
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